製作会社のライターの正社員の求人に応募したが、書類選考で落とされた。何が悪かったのだろう?と考えてみる。年齢と経歴。私も来年ついに40歳になる。身体にもいろいろとガタが来ていて、もう若くない。歳を取るにつれて動脈硬化が進むように、思考も硬化してくる。頑固になる。若者が多い職場で使いにくいのは明かだ。それに加えて、様々な業界、職種を転々としているので、思考と行動に一貫性がないと見られているのかもしれない。そして、最後に極め付きは目下、個人事業主であるという点だ。独立心が強く、職場で上司の言うことを聞かないと思われているのではないか。確かにそれは正しい。ある程度の年齢になって、一度、社会のレールを外れると、社会は想像以上に不寛容である。
落ち込んでいても仕様がないので、今、そして、次に出来ることを考える。
まずは節約。外食を減らして、自炊率を高める。会社を辞めた当初はほぼ自炊していたが、外で働くと自然と外食が増えてしまった。1日1000円使うと、1ヶ月で30000円掛かる。けっこうな額だ。アルバイトの後、腹が減って仕方ない時があるが、出来るかぎり、自炊を心がけたい。
次に酒場の勘定を減らす。私は酒徒なので、家でも外でも酒を飲むが、家で飲む酒代は実は大したことはない。自宅に高級酒はほとんど入れず、安くて手に入りやすいジンやウイスキーなどの大衆酒ばかり飲んでいる。ある時、バーテンダーとしてそれはどうか、と言われたことがあるが、その結果、私の舌は驕っていないので、それでいいと思う。飲食に過度に拘るのは、卑しいことだと思っている節がある。
問題は家飲みではなくて、外飲みの方である。酒場の勘定がけっこう高い。計算したことはないが、ゆうに5万円は超えているのではないか。予算と相談して、計画的に酒場に行くほど難しいことはないが、酒場に対する支払いはもう少し減らしたいものである。ただ、この問題は経済よりも健康の観点から、解決できる節がある。持病の躁鬱病のために、飲み過ぎたり、夜更かしすることが今まで以上にできなくなっているのだ。翌日に響くことを考えれば、酒場から自然と足が遠のくだろう。
収入の面に関しては、飲食業界でアルバイトしながら、次第に文筆の収入を増やしていくしかないだろう。目先の手早く金になりそうな仕事に飛びつくのも悪くはないが、最終的には自分の得意な分野で勝負するべきである。つまり、キリスト教文学である。飲食のアルバイトに関しては、バーテンダーに拘る必要はない。これは究めれば専門職に違いなく、知識と経験に比例して、賃金は高くなるが、飲食業界ぜんたいでは特殊な職種である。アルバイトとして見た場合、雇用は少なく、まとまった収入が得られない可能性がある。
あと、遊休資産が出来しだい、投資でも始めようかと思うが、これは事実上、投資信託一択になると思う。株式のデイトレードも検討したが、読書と執筆、あと睡眠時間の確保が優先になるので、このバクチは避けた方がいいだろう。