深夜、眠っていても、2〜3時間で起きてしまう。おそらく、アリピプラゾールがドーパミンの受容体を刺激し、軽い躁状態にしているのだろう。活動量は増えているし、思考は浅くないが、このままでは絶対に疲れてしまう。日中に仮眠など休憩の機会を作らないと身体が持たないだろう。
アリピプラゾールの血中濃度が安定するまで約2週間かかるそうだ。それまで副作用に苦しめられるという訳か。たとえ身体が薬剤に慣れたとしても、以前飲んだ時の体感としては、5時間睡眠がいい所だ。8時間ぐっすり眠ることは望むべくもない。サミュエル・ベケットの『モロイ』は息子に言った。「お前にもやがて眠れぬ夜が来るだろう」彼も躁鬱病だったのだ。