BOOKMAN

Takashi Kaneko

月島ニ遊ブ

3月21日の記事の続き

築地で玉子焼、練物、たこ焼きを食べ、聖路加国際大学・病院 聖ルカ礼拝堂で黙想し、喫茶店で一服した後、私達は歩いて銀座に向かった。道すがら、戦前など時代を感じさせる商家の建物がしばしば目に付いた。

銀座ではリカーマウンテンで『シティーハンター』コラボのジンを試飲した。パッケージはいいのだが、肝心の味は余計な香料が鼻について、カクテルは無論、ストレート/ロックで飲むのも難しい印象……。結局、アニスリキュールのペルノを買った。その後、無印良品 銀座店、スーパーマーケットなどを見て歩く。月島には地下鉄で向かった。

月島に着いたのは午後4時半頃。もんじゃ屋を6時に予約していたので、それまで黄昏時の隅田川の右岸を散策することにした。月島から勝鬨かちどきに向かって歩くと、途中で釣り人が黒鯛を釣っているのに出くわす。その人はキャッチアンドリリースの精神の持主らしく、その日の釣果をすべて、再び川に返していた(私だったら持ち帰って捌いて食うのに)。勝鬨橋は初めて見た。

夕食は立教学院諸聖徒礼拝堂の信徒ご用達、もんじゃ屋 片岡に行った。最初の一枚は相方に作ってもらい、次の一枚は彼女のを参考に私が焼いた。もんじゃ焼きを焼いたのは初めてかもしれない。明太もんじゃが美味しかった。

帰りは小岩のBar Jamで、私達はしこたま飲んだ。もしかすると、その日の様々なお膳立ては、お酒を美味しく飲むための工夫だったのかもしれない。