午前2時起床。正直、眠いし、睡眠時間も足りていないが、布団に横たわってもしょうがないので、起床する。
家でも会社でも書いている。その質はともかくとして、とにかく手を動かしている。私にとって書くことは生きることであり、ゆえにライターは私の天職なのである(エディターではない)。
しかし、執筆を支えるのは人生の経験だけではなくて、やはり、読書による知識が必要不可欠である。経験主義者のヒューマニストには申し訳ないが、やはり、執筆で大事なのは読書を通じた学知である。もちろん、知識だけでは不十分で、それを総合ないし統合するためには経験が必要になるが、要するに知識と経験は執筆におけるアルファとオメガなのである。特に経験はその人の魂を形作るが(同時に傷つけるが)、知識は魂を養い、癒すのである。経験は活動の記録であり、知識はその資料である。
今、私にはライターとして活動するための読書量が決定的に足りない。職人として必要なので、さすがに『聖書』で足れり、とは言えない。書きながら読む。紙にペンを走らせると同時に頁に目を走らせなければならない。とにかくジッとしていられない。動き続けるのである。
まずは書斎の本を山を崩すか。今年は根本的な変革を強いられそうである。