昨日、前職でお世話になった地域包括支援センターのセンター長からLINEが届いた。
「俺が紹介しようとしたケアマネ、今週の紙面に載っているよ!」
こういうさりげないひと言、ご一報が嬉しい。来年は新聞ではなく、小説の仕事にシフトしようと思うけど、こういう市井の人々の伝記やルポルタージュは一生書いて往きたい。
と、今後、ライターの仕事の性質に徐々に変化を加えるので、兼子は転職して年収アップを目論んでいるのではないか、と思われているが、けっしてそんなことはない。
金が欲しい。力が欲しい。愛が欲しい。——これらの現世的な欲望は私の中で否応なく存在するが、盲目に追い求めている訳ではない。
執筆・編集の環境に関しては、私はただストレスなく、楽しくできればそれでいいのだ。苦しゅうない。これが大事である。私たちは霞を食っている訳ではないので、実生活と闘争しなければならないが、過度にストレスを食らい、溜め込む必要はない。私たちは己と隣人を不仕合せにする権利を持ち合わせていない。それを肝に銘じて、来年は仕事を選んでいきたい。