BOOKMAN

Takashi Kaneko

トレードオフ

『レンガと蔦』13号を印刷所に入稿し終えた。入稿の際、フォントの埋め込みで若干躓いたが、Windows版Libreoffice WriterのPDF書き出し機能のバグだと気づいたので、Linuxで対処した。また、今後、フォントを確実に埋め込むためには、印刷コマンドからPDF書き出しをすればいいことも分かった。出版は本当に奥深い。

今回で私は同誌の編集・組版に4回ほど携わっているが、回を重ねるごとに改良を加え、新しい発見がある。やはり、私は本質的にこの手の仕事に向いているんだと思う。私は個人事業で執筆・編集をしているが、就職してもこの動きは止める必要はないし、むしろ、加速すべきだと思う。

とはいうものの、4月から障害者就労支援の仕事を手掛けるので、執筆・編集を今までのようにこなすことは難しくなるだろう。今後、福祉は生活のため、出版は仕事のために働くことになるはずだ。本当は出版社に編集者として就職する方が、キャリアの視点から見て一貫していて、スッキリするのだろうが、縮小を続ける出版市場ではそれは不可能に近かったし、出版業界では、ライター/エディターとしての棲み分けは今も強固だ。私は前者であるが、後者ではない。

再び福祉の現場に戻ることにより、このブログの役割も徐々に変わってくることだろう。今までの日記のような記事は少なくなり、もう少しテーマを決めた記事が増えると思う。就職したことを機に、ようやく本腰を入れて、文学作品の創作に取り組めるかもしれない。いずれにせよ、今後は福祉と文学が仕事の両輪になるはずだ。前者に代わって宗教が来なかったのは、不幸中の幸いだったのかは今でも分からない。