BOOKMAN

Takashi Kaneko

小岩の酒場師 1

今週の金曜日、Bar Jamのバーテンダーの一人、長谷川さんが翌日、誕生日を迎えるので、私は補助エンジンのごとくヘルプに入った。

勤務時間は午後11時から午前5時。私は主に洗い物を担当した。飲食の現場で働くのは久しぶりだが、Jamには以前もヘルプに入ったことがあったので、すぐに要領を掴んで慣れることができた。

ハイボール、ウイスキーサワーなどのカクテルを作る他に(未明にシェイクする機会を頂いた)、長谷川さんの誕生日ということで、お客様からたくさんのお酒を頂戴した。ハイボール、シャンパンの他に、ウイスキー、ブランデーを一気することもあったけど、カウンターの内側で働きながら飲むお酒は格別だった。

昨夜の働きが評価されたのか、今夜もヘルプに来ていいよ、と言われた。明日、主日礼拝があるが、2時間くらい寝れば大丈夫だろう。

小岩の酒徒として酒場をハシゴして、それなりの年月が経つが、自分がまさかお酒を飲む側から、作る側に回るとは思わなかった。こうして酒場師バーテンダーは育つし、時代は巡るのである。