Entries from 2023-01-01 to 1 year

或る焦燥

教会のキャンプで、短歌の講師を務めるのだが、そろそろお尻に火が着いて困っている。本格的にプログラムを考えないといけない。 『聖書』の読書会で、司会をやっていて思うのだが、参加者が楽しんで、気持よくなって帰ってくれるのが目的だ。もちろん、勉強…

WritingSports

今年37歳。最早、中年である。 先日、健康診断の結果が出た。高血圧。高尿酸。脂肪肝。それに躁鬱病の持病があるから、心身ともに不健康そのものである。多分、介護職をしていた4年間で、私の健康は悪化したのだろう。肉体労働に従事することで、躁鬱病は寛…

マイノリティ・マーケティング

先日、取材でお世話になった、インフォメーションギャップバスター(IGB)の伊藤芳浩さんがご自身のTwitterに『シルバー新報』掲載の拙文を載せてくださった。 シルバー新報(6/2発行)という介護界向けの紙面にて拙著「マイノリティ・マーケティング」をご…

LovePC

私はPCが好きだ。しかし、私がPCに対して求めるものはそんなに大きくはない。新品でさえあればいい(昔、中古PCで痛い思いをしている)。CPUはCeleronでいい。メモリはOSの要件をクリアする分で十分だし、グラフィックボードには拘りはない。ハードウェアは…

Writer or Journalist

この頃は会社の仕事に、すなわち記者の仕事に慣れてきたこともあって、独自に取材をするように発破をかけられるようになってきた。若手の私は議会や役所に赴くよりも、(介護福祉)業界である程度、名を成した人を訪ねることを期待されているようだ。会社の…

文学者

毎日、会社で新聞記事を書いていると、それに飽き足らない自分がいることに気づく。事実ではなく虚構を書きたい。小説を書きたくなるのだ。その理由は自分でもなんとなく分かっていて、多分、新聞記事では私の才能のすべてを使い切ることができないからだ。…

安息日の酒

飲みすぎだと思う。 この頃、胃が痛い。特にオフィスでブラックコーヒーをがぶ飲みしていると、夕方、何者かに胃を掴まれるかのように胃が痙攣して痛くなる。コーヒーで胃酸過多になっているのかと思われるが、要するに飲み過ぎである。 まあ、主たる原因は…

煙草と平和

バー、あるいは自宅でパイプ煙草を吸っていると驚かれることがあるが、私は普通に紙巻煙草も吸うし、何だったら、手巻煙草も吸うのである。 先に挙げた中で、たとえ世人の反対を受けても、どれを続けるかと問われたら、絶対にパイプである。一度に吸った時の…

文明と社交

先週末、会社の私達のシマのメンバーで飲み会があった。一応、私ともう一方の歓迎会らしいが、まあ、飲み会である。 コロナが明けて、会社の行事として公に正々堂々と飲み会ができた。これは本当に喜ばしいことである。もちろん、人々の集まりだから、相性は…

The Theory of Everything

博士と彼女のセオリー (字幕版)エディ・レッドメインAmazon 1963年、ケンブリッジ。朝靄の中、二人の若者が自転車を走らせている。 若者の一人は、スティーヴン・ホーキング。やがて、その名は理論物理学者として知られることになる。 映画『博士と彼女のセオ…

福音記者

毎週土曜日に、立教大学のチャペルの信徒の間で、『聖書』の読書会をしているのだが、これがまことによい。 読書会といっても、もちろん、信徒のそれなので、ただの読書会ではない。大学のゼミのように批判的にテキストを検討するという訳ではない。各自の信…

文士と芸術家

ブログにはなるべく毎日写真を添えようとしているが、会社と家の往復だけだと、特に撮るべきネタがない。会社の近くには四ツ谷荒木町があり、その横丁を舞台に撮影してもいいけれど、この頃は飲みに行く、時間と体力がない。もちろん、資金も大事だ。そうす…

An Organist

どこへ向かって死ぬか作者:片山 恭一日本放送出版協会Amazon 森有正。どうして、彼の名を知ったのだろう。当時、愛読していた辻邦生の作品からかもしれないし、そうではないかもしれない。ただ、家族と職業を投げうって、故国 日本を捨てて、単身、パリで暮…

取材の楽しみ

昨日、割と大掛かりな取材を終えたので、ひとまず、ホッとしている。新調したカメラのレンズも調子がよく、良い画が撮れたと思う。 10年前、新聞屋でライターをしていた時、私は取材に行くのが億劫で堪らなかった。体力的に疲れるし、その後に深夜のオフィス…

レンズ交換

2時間睡眠で起きた。仕事のことが気掛かりだし、やっぱり、興奮しているんじゃないかな。ここまで来ると、昼寝ならぬ夜寝だが、私はもうある時期から、睡眠時間に拘らなくなった。眠い時に寝て、起きたい時に起きればいいかな、と。サラリーマンをやっている…

堅信

昨日、港区芝の聖アンデレ教会で堅信を終えた。 堅信とはキリスト教で、受洗(洗礼を受ける)のあとに行われる、信仰を確認する儀式のことだ。 私の所属する聖公会では、洗礼は司祭によって、水(と油)を用いて行われるが、堅信は主教によって、精霊(神の…

DarkMode

仕事柄、テキストエディタの画面を視ることが多く、眼球が疲れやすくなってきたような気がする。実際、目の奥が痛いし、先日、健康診断を受けたのだが、両目の視力が0.6を切っている。4年前は1.5をキープしていたのに。 眼球への負担を少しでも減らすために…

サラリーマンの楽しみ

昨夜、夕食は四ツ谷の松屋で牛丼(並)を食したが、なんだか少し物足りなかったので、小岩の居酒屋 菊乃屋に寄った。 瓶ビール(サッポロラガー・中)1本、ハツ3本、砂肝3本、焼鳥3本。計2110円也。 普段は忙しいし、疲れているから、この頃は酒場に寄ること…

一人称の目

午前3時。眠りが短く、浅い。興奮しているのか、変な時間に起きてしまう。 こういう時はもう一度寝ようとしないで、起きて作業をする。読み書きが自分の趣味・仕事で本当によかったなと思う。私は言葉と(酒)がなければ、幾多の夜を越えることができなかっ…

孤独を怖れない

会社で新聞記事を書いたあと、家に帰ってブログを書く。あるいは家でブログを書いたあと、会社で新聞記事を書く。……ロバート秋山の歌「SAY KOU SHOW」みたいな永劫回帰に入るから、深掘りは避けるが、このサイクルがとても気持いい。社業と個人事業が比例し…

Z世代はいない

日曜日。一週間の始まり。立教大学チャペルのミサに参加する。気持を新たにする。 その後、池袋西口のラーメン店 武蔵屋でホウレン草ラーメンを食す。毎週日曜日に来て、本を読み、食器とカウンターをきちんと片づける人、そんなふうに店員さんに覚えられて…

言葉に仕える

「やっぱり、明るくなったよ」 ビールで喉を湿らせている私を見て、居酒屋の店主がふと、煙草を燻らせながら言った。 自分の実感だけでなく、他人にそう言われると、やはり、真実味がある。証あかしという言葉の意味がなんとなく分かるような気がする。人は…

石の上にも三年

私が今まで携わった仕事の中で、3年以上続いた仕事を挙げてみる。 書籍の進行管理 介護 記者ライターではないのか、と思われるかもしれないが、私はこの仕事に関しては初心者である。確かに新卒で10ヶ月間、ミニコミ紙の記者をしていたし、個人でもいろいろ…

存在の美学

深夜、凶暴な感情に襲われる。大してストレスのない生活を送っているつもりだが、実はかなり無理をしている、綱渡りの生活を送っているのだろう。今では、教会というキリスト社会を抜きにして、私の生存は考えることはできないが、同時にライターという職業…

肉体と精神

ああ、よく寝た。頭痛と眼球の痛みは何とか治まった感じ。ただ、お腹の調子が悪いので、今朝は正露丸を飲んで出勤しよう。 30代も半ばを過ぎると、20代の頃のように無茶できなくなった。中年に差しかかると、人は病を得ることが多いし、自らの健康を過信する…

不眠と孤独

午前3時。小田和正(オフコース)の「眠れぬ夜」を聴きながら、このブログを書いている。 アリピプラゾールの副作用のせいか、それともアルコールのためか、あるいは日中、パソコンのモニターを凝視し過ぎたためか、就寝後2時間で目が覚める。ショートスリー…

金銭と地面

『塔』5月号が到着した。力作という訳ではないが、提出した10首中4首しか載らなかった。選者は誰か確認するまでもなく、本を閉じた。「悔しい」という気持は不思議に起こらなかった。「もういいや」という投げやりな感情があるだけだ。 短歌を書くのは好きだ…

坊主バー

一昨日の夜、同僚と仕事終わりに飲みに行く。四ツ谷荒木町の焼きトン屋へ。美味であった。 2軒目はかの有名な坊主バーに。真言宗の僧侶がマスターをやっているこの店は、2時間に1回、お勤めの時間(お経を読む)があるなどイベントも充実している。読経の際…

Defeat of CivilSociety

会社の仕事と教会の活動が忙しくなってきた。首はかろうじて回るし、見晴らしも良いが、綱渡りをしている感じ。生活に緊張感が出てきた。言い換えると、今までどれほど弛緩した生活を送っていたのかが分かる。ライター/ジャーナリストの生活は私の性に合っ…

Empowerment

今年の夏に大学のチャペルでキャンプに行くのだが、そこで私は短歌の講師を務めることになった。講座名はこんな感じにしようと思う。「詩篇と雅歌に学ぶ短歌講座」。 教会の奉仕活動は基本的に無給である。また、私の所属する短歌結社も同人誌制作の膨大な業…